ニュース週次まとめ

2026年3月 第4週(3月23日〜3月29日)
5 記事数
5 対象国・地域
2 主要テーマ

今週の概況

2026年3月第4週は、SMR・次世代炉の商業化に向けた制度・燃料基盤の整備と、既設炉の復活・再稼働への動きが対をなす週となった。 米国ではX-エナジーのSMR計画拡大とTRISO燃料製造施設の認可が進み、次世代炉普及に向けたサプライチェーン整備が前進した。 ノルウェーでは発電炉を持たない国としてSMR導入の環境影響評価が正式決定され、原子力の新たな地理的広がりを示した。 一方ベトナムでは2016年の白紙化から約10年ぶりにロシアとの政府間協定が締結され、新興国での原子力拡大が改めて加速している。

テーマ別概要

テーマ①SMR・次世代炉の制度・燃料基盤整備

テーマ②新興国・既設炉の動向

テーマ③国内バックエンド・地域共生

記事一覧

掲載日 記事タイトル 地域 詳細
3月27日 日本原燃が30億円拠出 六ヶ所村 電事連と新法人を共同で設立 国内 まとめを見る
3月27日 ロシアとベトナム ニントゥアン第一原子力発電所建設の政府間協定を締結 海外 まとめを見る
3月25日 米X-エナジー タレン・エナジーと合計100万kWe級のSMR導入を検討へ 海外 まとめを見る
3月25日 米議員 閉鎖したインディアンポイントの運転再開を呼びかけ 海外 まとめを見る
3月25日 ノルウェー政府 SMR計画の環境影響評価へ 海外 まとめを見る

今週の注目ポイント

  1. TRISO燃料施設認可——SMRの「燃料問題」に解決の糸口
    SMR普及の隠れた障壁である特殊燃料の製造・供給体制整備が前進した。TRISO-X施設の認可は「炉の設計」から「燃料の製造・供給」への移行を示す重要な一歩。今後はHALEU供給確保が米国SMR普及の主要課題となる。
  2. ベトナム復活——新興国の原子力需要は底堅い
    一度白紙化した計画が10年後に復活したことは、エネルギー需要増大と脱炭素圧力の前には政治的障壁も乗り越えられることを示す。東南アジアでの原子力拡大は今後も続く見通し。
  3. インディアンポイント——廃炉済み炉の「再稼働」は技術的・制度的に可能か
    廃止措置中の炉を再稼働させるシナリオは前例がなく、技術的・規制的ハードルは極めて高い。ただし電力需要逼迫と政治的圧力が高まる中、こうした議論が出てきた事実自体が原子力への期待の大きさを物語る。