米航空宇宙局(NASA)は米エネルギー省(DOE)と連携し、原子力電気推進(NEP:Nuclear Electric Propulsion)を採用した惑星間宇宙船「スペース・リアクター1フリーダム」を開発、2028年末に打ち上げる方針を発表した。小型原子炉が発電した電力でイオン推進装置を駆動する本機は、火星探査を主目的とし、ヘリコプター型無人機「スカイフォール」を搭載して火星表面の観察を実施する計画。燃料にはHALEUを使用し、数十kW級の発電能力を想定している。
背景
宇宙原子力推進の技術系譜
米国は冷戦期にSNAP(Systems for Nuclear Auxiliary Power)計画を実施、多数の放射性同位体電源(RTG)を宇宙機に搭載してきた実績を持つ